映画「ANORA アノーラ」はショーン・ベイカー監督による2024年のアメリカ合衆国のロマンティックコメディ。主演をマイキー・マディソンが務めました。
「第77回「カンヌ国際映画祭」パルムドール賞受賞。第97回「アカデミー賞」作品賞含む最多5部門受賞。
2025年2月に日本公開。今回の記事では、映画「ANORA アノーラ」のラストシーンについてまとめています。
映画「ANORA アノーラ」ラストシーンについて
映画「ANORA アノーラ」観てきました。シンデレラストーリーのその先を描いているのですが、物語の前半と中盤、後半では全然違うジャンルの映画を観ているようでした。
若い二人、ストリップダンサーのアノーラ(マイキー・マディソン)と大富豪の御曹司イヴァン(マーク・エイデルシュテイン)の衝動的な結婚はイヴァンの両親の反対で上手くいくはずもなく、逃走したイヴァンが見つかり離婚が成立しあっけなく終わりを迎えます。
ラストシーンは雪が降りしきるブライトンビーチ。アノーラの自宅までイゴール(ユーリー・ボリソフ)が彼女を送り届けます。
何もかも失って残ったものはイゴールから返された結婚指輪でした。
身分の差は超えられない。イヴァンの母親もアノーラに向かって「底辺の人間、最低の娼婦」などと叫んでいました。
おそらくイヴァンは母親の認めた結婚相手、家柄や学歴が釣り合った女性と結婚して安定した生活をおくるのでしょう。
眠ったような人生から束の間目覚めて、また眠りに落ちていくのかもしれません。
イゴールの車が祖母から譲り受けた車だと知ったとき、アノーラという名前をいい名前だと言われたとき彼女の心の鎧が剥がれ落ちていくように感じました。
イゴールとの行為の途中で泣きじゃくるアノーラを見て、自分のなかの脆い部分をやっと出せたのだと思い、そんな彼女が小さな女の子に見えて愛しくなりました。
ラストは車のワイパーの音と無音のエンドロールが流れて終わります。どのように解釈するのかは完全に観客に委ねられていて、すっきりしないという人もいれば素晴らしいという人もいてどう感じても間違いはないのだと思います。
アノーラのすべてに共感は出来ないけれど、愛し愛されて生きていて欲しいなと願います。

総合評価&あらすじ
総合評価
物語の舞台はニューヨーク。ブルックリンでストリップダンサーをしながら暮らす”アニー”ことアノーラ(マイキー・マディソン)は、職場のクラブに客として訪れたロシアの大富豪の御曹司イヴァン(マーク・エイデルシュテイン)と出会う。
少しばかりロシア語が出来るアノーラが接客担当になったのだ。すっかり彼女の虜になったイヴァンはロシアに帰るまでの7日間、1万5千ドルで契約彼女にならないかと提案し契約が成立する。
次第に惹かれていく二人は衝動的に結婚することに。娼婦と結婚したと噂を聞いた両親は結婚に猛反対。両親が雇った強面の男たちは結婚を無効にするため、二人のもとに向かう。
みんなの評判は?
「アノーラ」めちゃくちゃよかった…
— みつ (@mitsutomitsu3) March 20, 2025
ラストシーンで、「自分が他者に与えられる価値はこれだけ」という彼女の人生を通して作られてしまった冷たい自己認識が静かに描かれていて胸に刺さった。
生きていく中で痛烈は惨めさを味わったことのある人に強く響くだろうなと感じる名作。 pic.twitter.com/SX38TM6lqY
『#アノーラ』良かった。アカデミー賞受賞で現代版プリティウーマンだと思ったら肩透かしをくらう。
— プー子 (@mu_gemne) March 20, 2025
セックスワーカーの彼女は誰に屈服することもなく、お金や施しへの対価を性で応じることで尊厳を保つ。ラストはそれが揺らいで素の彼女が一瞬剥き出しになる。こんな美しいラストがあるだろうか。 pic.twitter.com/tJY3xMLQej
シンデレラストーリーのその後というよりも、アノーラの人生の第2章の始まりのようなラストだったと思う。愛されていいんだよ、大事にされていいだよ、自分のこと好きでいていいんだよ。なんだかそう言いたくなった。ドタバタ叫ぶシーンもコミカルなのに思い出すと泣けてくる。#ANORAアノーラに夢中 pic.twitter.com/A3JDiLEYWX
— 結花❁⃘* (@aoi_yuka0_0) March 13, 2025
まとめ
今回の記事では、映画「ANORA アノーラ」のラストシーンについてまとめました。
強気でエネルギッシュな女性の主人公をマイキー・マディソンが魅力的に演じています。演じるためには何でもやると言っていた彼女の役作りもすごいです。
「ロシアのティモシー・シャラメ」と呼ばれるマイク・エイデルシュテイン、イゴール役のユーリー・ボリソフなど脇を固める俳優陣も素晴らしい。
日本ではR18+指定となっている本作ですが、ストレートであけっぴろげな性描写という感じでしょうか。
それでは、次の記事でお会いしましょう!