「バグダッド・カフェ」4Kレストア版 考察と感想

当ページのリンクには広告が含まれています。
  • URLをコピーしました!

1989年に日本で公開された「バグダッド・カフェ」が故パーシー・アドロン監督監修のもと、4K修復され劇場に戻ってきました。リバイバルのたびに話題となり、熱心なファンを生んでいる作品です。今回の記事では考察と感想をまとめています。

目次

「バグダッド・カフェ」4Kレストア版 考察と感想

観賞した日は朝イチで「どうすればよかったか?」を観て、午後から「バグダッド・カフェ」を観に映画館を移動しました。重いテーマの作品のあとは、癒される作品を観たくなります。

「バグダッド・カフェ」は何回も観ているのに飽きません。公開から何十年経っても新たに気づきがある面白い作品です。映画のポスターは、主人公のヤスミンが給水塔を長いデッキブラシを使って掃除しているショット。とても印象的ですよね。

ヤスミンとブレンダの出会い

映画の冒頭でラスベガスに向かう途中、レンタカーのなかで夫婦喧嘩をして車を降りてしまうヤスミンが描かれています。異国の地で喧嘩別れというのもすごいけど、その後のシーンを観るとヤスミンは後先をあまり考えて行動しない人なのだと思いました。

今やりたいことを今やるし、夫と喧嘩別れしたことに後悔する気配や悲壮感はありません。自分の気持ちに素直に行動するのですっきりしているんです。

砂漠のなかの寂れたカフェ兼ガソリンスタンド兼モーテル「バグダッド・カフェ」で、ヤスミンと女主人のブレンダが初めて出会うシーンが印象的でした。

バグダッドカフェにいるのはブレンダの家族とカフェの店員、住み着いている個性的な人々で旅行者が来ることはなさそうです。子育てと経営難で常に不機嫌なブレンダは、得体の知れない旅行者のヤスミンをとても警戒していました。

ですが、モーテルの受付のシーンでヤスミンがブレンダの瞳のなかにビジョンを見る、というスピリチュアルなシーンがあります。あれはバヴァリアの踊りだったのか、ヤスミンはブレンダとの前世の繋がりを見たのかと色々考えてみましたが謎のままです。

心の交流

ヤスミンがブレンダの留守中に勝手に店内を掃除したり、子どもたちがいつしか懐いて部屋に遊びに行ったりと何かとヤスミンの行動が気に入らないブレンダでしたが、次第に心を許すようになります。

こっちのテリトリーに入ってこないでと線引きをしても、ヤスミンのまえでは無駄な抵抗なのでは?と思いました。彼女のまえでは何も取り繕う必要がないですし、誰にでも分け隔てなく愛情を注いで接するので勝手に心が開いてしまう気がします。

ブレンダの息子、サロモがピアノを弾くそばでヤスミンが瞑想するシーンでは、彼女から目が離せないルディの姿がありました。ルディはバグダッドカフェのそばでトレーラーハウスを設置して、絵を描いて暮らしている男性なのですが、のちにお互い惹かれ合っていきます。

見どころ

冒頭の不安定なアングルや不思議な映像の色味が独特で素敵です。そして、当時大ヒットしたジュベッタ・スティールが歌う主題歌「コーリング・ユー」のメロディが映画にぴったりなんです。

映画公開後も多数の歌手によりカバーされました。鑑賞後もずっと耳に残る印象的な曲です。

ヤスミンとブレンダの関係は友達や家族などの名前がつけられないような不思議な関係です。心の交流によって人が変化する様子を観て、いつの間にか心が暖かくなるような魅力的な作品です。

みんなの評判は?

まとめ

今回の記事では、「バグダッド・カフェ」4Kレストア版の考察と感想をまとめました。

心と耳に残る素敵な作品ですのでとてもおすすめです。

では、次の記事でお会いしましょう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

映画やドラマの情報を発信しています。

目次