映画「怪物」ラストシーンについて

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「万引き家族」でカンヌ国際映画祭最高賞パルム・ドールに輝いた是枝裕和監督、「花束みたいな恋をした」「大豆田とわ子と三人の元夫」などで知られる脚本家の坂元裕二さん、「ラストエンペラー」で日本人初となるアカデミー賞作曲賞を受賞した故坂本龍一さんによる話題の映画「怪物」

今回の記事では映画「怪物」のラストシーンについてまとめています。

映画「怪物」ラストシーンについて

ラストシーンはさまざまな解釈がありますが、湊(黒川想矢)と依里(柊木陽太)は亡くなってしまったのではないかと深読みしている人もいるのではないでしょうか。光が満ちた世界へ駆け出していくので、観ている観客からは離れたところに行ってしまうような気持ちになるのかも知れません。

車両のなかでサイレンと地鳴りのような音を聞いていますが、土砂崩れに巻き込まれる具体的な描写はなく、嵐が去ったあと、車両から脱出しフェンスがなくなった線路を二人が走りだすシーンで映画は終わります。依里は生まれ変わることを信じているけれど、湊はそういうことはなく、元のままだと現実を肯定しています。

ですので、私はこれからも二人はこの世界を生きていくのでは?と解釈しました。ラストシーンでは坂本龍一さん晩年の曲、「Aqua」が使われています。是枝監督がインタビューのなかで「この映画は”火”で始まり”水”で終わる映画だと思っていて、この曲は何かを寿いでいる」とおっしゃっていました。

その後の湊と依里がどんな生活を送っていくのかは分からないけれど、まわりの人達に愛されていて欲しいと思います。この世界がどのように見えていようとも、ベースにあるものは愛や優しさ、形あるものだけではないと信じたいです。

総合評価&あらすじ

総合評価

物語の舞台は、大きな湖のある郊外の町。小学5年生の湊(黒川想矢)が担任教師の保利(永山瑛太)から暴力を受けた事件が、複数の視点で描かれています。彼らの食い違う主張が大事になっていき、大人やメディアを巻き込んでいきます。そしてある嵐の朝、子どもたちが忽然と姿を消してしまいます。

みんなの評判は?

こんな人におすすめ

伏線回収や考察が好きな人におすすめします。観る側の解釈に委ねられているシーンもありますし、正解不正解もなく答えのない問いのような描写もあります。

一回観てモヤモヤしつつ複数回観る人もいるそうです。

怖い映画ではありません。

まとめ

今回の記事では映画「怪物」のラストシーンについてまとめました。
映画のタイトル通り、怪物だーれだ?と考えさせられるような作品です。複数視点で描かれることで本当のことがわかる仕組みでとても面白いです。

では、次の記事でお会いしましょう!

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